マヤズムとは
根本体質や根本気質以前にこのように生まれてくるべきという、先祖代々からの因果やつながりを5つのタイプに分類したのがマヤズムといわれるものです。ヒトは皆、この5つのタイプを持ち合わせて、誕生しますが個人個人、受け継いできたものの違いから、立ち上がりやすい傾向とパターンがそれぞれ違います。病気を作りだす土壌ともいえます。この5つのパターンがあるが故に罹りやすい、なりやすい、起りやすいさまざまな傾向があるということになります。その5つのパターンにはそれぞれテーマがあり、メッセージを持っています。
●第一ステージ<ソライナム>(Psora)疥癬マヤズム
皮膚に疾患を出し、栄養摂取の問題や広がっていくというパターンを持っています。見捨てられたという絶望感から楽しむことが出来なくなり、エネルギーが枯渇し始め、体は冷え、食べても、何をしても次第に満足が出来なくなっていきます。否定や不満、が沸き起こり、頑固になっていきます。恐怖感が次第に強くなり、人の言葉に過剰に反応し始め、反発し、革命を起こすような欲望が湧いてきます。痛みや、不安、怒りが増し、不足を何かで埋めようと刺激を求め始めやがて中毒になっていきます。思春期に酒やタバコに走るような時がまさにソライナムの時です。そして、エネルギーが減っていくと次の第二ステージメドライナムに移行していきます。
●第二ステージ<メドライナム>(Med)淋病マヤズム
ここから、逃げ出したいという感情が強く現れます。現実から逃避し、ファンタジーを求め、幻覚や妄想が膨らみ、イマジネーションの中で生きようとします。強欲になり食欲も増し、自分を見つめようとはせずに、外へ何かを求め始めます。人のせいにする傾向が強く、怒りっぽく攻撃的になっていきます。攻撃性がある為エネルギーは高くどちらかというと、おしゃべりです。腫瘍が出来やすくなり、高血圧や肥満、糖尿病になりやすく、現実を見ず、現在を犠牲にし、常に将来の不安を抱え悪循環の渦に引き込まれていきます。見ることを避ける為に、目の疾患が現れ始めることもあります。
●第三ステージ<スフィライナム>(Syphil)梅毒マヤズム
遺伝的な奇形や、突然の事故や死など、突然というテーマを抱えるマヤズムです。とても極端で破壊的で破滅していく傾向があります。体は循環器系が弱く、現在に生きることが非常に困難で、生きることが苦痛な為自殺願望が強く出ることがあります。アルコール中毒や潔癖症、手を異常に洗うなどという行為が目立ちます。分泌物の流出が多く、おりものなどが大量に出ていたりします。憎しみや恨み、嫉妬を強く抱き、生霊となる場合があり、人を殴りたいという衝動が強く、殴る時は顔の真ん中である鼻(急所)を殴る傾向があります。無口になり、表情が乏しく、笑うこともなくなります。ボーっとしていてすべての物事が悪化していくというパターンが生じます。やがて、その状態からガン化していくという最悪の状態になります。
●第四ステージ<チューバキライナム>(Tub)結核マヤズム
希望に満ち溢れた素晴らしいマヤズムであります。現実離れした感覚を持ち、精神世界に浸り、希望を探し求め、美しいものを好み、神を信じ、奇跡を待ち、愛や共に生きるということを口にし始めます。現実を生きている人から見れば、とても辛気臭く、戯言を言っているようにも見えます。肺に疾患を持ち、いつも何かを捜し求めてあちらこちらへとさまよいます。己の不安定を旅をすることや捜し求めることで満足させようとします。このマヤズムが良い方向に働くと、人は新たなスタートを切り、より自分らしく動き始めます。マヤズム最後のステージであると同時に始まりを表すマヤズムであるのです。誕生の時「おぎゃ~」と産声をあげ、肺が動き始め希望という人生のスイッチが入ります。このスイッチを切ることの無いように、本質を崩すことなく、希望を持ち続けられる様に、人生を導いて欲しいと願います。
●第五ステージ<カシノシン>(Carcino)癌マヤズム
疥・淋・梅・結の4つのマヤズムを合併したもので、人物像はとにかくいい人といった印象があります。
抑圧が多く、自分自身が無いのでいつも犠牲的、内向的、従順で人の意見や期待にすぐに従う傾向が強い
決して本心は出さず、怒らないが実は多感に色々感じている。肉体は円形脱毛症、白目が青い(Silicaのよう)ほくろが多い、カフェオレ色の班があるなど、特徴的なのですぐにわかります。
日本人に最も多いマヤズムです。