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レメディの取り扱い方

〈いろいろな使い方〉
レメディの使い方には、舌の下に入れてゆっくり舐める方法と、水ポーテンシーという方法で、スポイト付きの遮光ガラス瓶に※「活きた水」を入れ、一粒溶かして、飲むたびに底を叩くように振って活性化させ、舌の下に垂らし、頻繁に摂る方法があります。瓶が入手しにくい場合は、ペットボトル350cc~500ccで代用出来ます。


他には、水に溶かしてスプレーボトルに入れ、部屋に撒いたり、体にかけたり、浸かったり。溶かしたものを傷や痒いところ、痛む部分に塗ったり、お風呂に入れてたり、場の浄化や波動を整える為に土に埋めたり、お皿に盛ったり、乾燥や咳・喉のレメディを加湿器などに入れて使うことも出来ます。


※「活きた水」とは、添加物がなく、水本来のミネラル分やエネルギーが壊されることなく、活性化されたものをいいます。


ホメオパシーでは、沸かした水やアルカリイオン整水器などで電気的に分離させた水、カルキが除去されていない水は、不活性な水と考えます。




〈レメディを選ぶ時のポイントと注意〉


 適切なレメディを選ぶには、症状に関する細かな説明が必要で、レメディを選ぶ重要なポイントになります。それらをまとめたものを※レパートリーといいます。


頭痛がするというだけでは、レメディは適切に選べません。


どこが、どんな風に、どう痛むのか。そして、その痛みはどうすると和らぎ、
どうするとより悪化するのか、などを観察する必要があります。


 例えば・・・。
・右側のこめかみから痛みが始まり、目の奥に移動し、
痛くてシクシクと泣きたい気持ちがあるので、一人になりたい、

・思えば昨日、上司に怒られてから始まった(Nat‐m)。
ズキズキと脈打つような痛みもある。

・横になると和らぎ、立つとめまいがする(Bell)、などの細かい症状を感じ、観察する必要があります。


この文章で出てくるレメディは二つ。
この場合は、Nat‐mの症状が多いので、Nat‐mを選びます。


さらにそれぞれの※マテリアメディカの項目をチェックして、
肉体症状と精神症状の両方に使う方が良い時などは、
二つを時間差で使うこともあります。





お子さんには日頃から、どこが、どんな風に痛くて、
どうして欲しいのか聞くことを習慣にしておくと良いでしょう。

自分の気持ちや状態を、言葉を使って適切に伝えられるように、
小さい頃から練習しておくと、いろいろな面で今後、役立ちます。


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※レパートリーとは 症状からレメディを選ぶ事典のこと。


※マテリアメディカとは レメディの持つ特徴や基調、作用する部位などが説明されているもののこと。





■注意■


必ずしも、何かしなくてはならない、レメディを使わなければならない、ではなく、抱っこだけでも、手を置くだけでも、治まることがあります。


このような時には、心の問題が隠されていることが多いので、まずは安心感を得られるように、コミュニケーションとスキンシップを増やし、様子を見守って下さい。



そうした時に併用して使うと効果的な療法は※レイキヒーリングやアロマテラピーです。レイキは、ティーチャーと呼ばれる方からの伝授が必要とされていますが、
まねごとでも十分、子どもには効きます。

大きくなればなるほど、素直に表せない感情があり、抱かれることや接触を拒むことが増えてきます。こんな時は、「マッサージ」と称して、きっかけを作り、
心を解放させてあげて下さい。


最初は嫌がっていても、意外にもすんなりと、やって欲しい!の態勢になるものです。子どもに一番効く魔法の薬は、ママとのスキンシップとコミュニケーションです。

どんな療法よりも一番効き目があり、欠けてはいけない大切なことだと、
私は思っています。


マッサージを盛り上げる小道具として、アロマオイルを使ったり、
実際に患部に塗ることや嗅ぐことで、神経をリラックスさせたり、成分が作用したり、と合わせて使うと効果は抜群です。

それぞれの持つ効果を有効に活用することで、さらなる治癒力がアップします。


スキンシップやコミュニケーションは、お子さんだけではなくパパにも、
ペットにも誰にでも、治癒力を素早く上げる最も簡単で効き目のある方法です。

皮膚は触れる臓器とも呼ばれ、内臓と関係性が深く、触る、触れられることで、
皮膚は反応し、さまざまな信号を臓器に送り、回復の力を発揮させます。





■まとめ■


レメディが適切であれば、必ず症状やマインドに変化が現れます。


私の経験では、急性以外で同じレメディを何個も使うことや、
何日間も使い続けるようなことはありません。

適切であれば、1~3個ぐらいで、必ず何らかの変化が見られます。

症状が自分の思い描く状態にならないと、効かない、治らないと思いあれこれ試してみたくなるのですが、小さな変化を見逃さず、あるがまま、冷静に受け入れ、観察して下さい。


望まない症状になったとしても、それは治る為に変化し、滞らずに、動こうとしています。

ホメオパシーでは※治癒の方向性という、治る為に必要な過程を経ずしては、
完治はしないと考え、さらに、出す必要があると体が判断した場合には、鼻水が出続けたり、下痢が続いたり、熱が上がり続けたり、痛みが増したり、ということが起こります。


 良くも悪くも、何らかの変化が起こったら、レメディが反応している証拠です。
慌てずに、しばらく様子を見ることが大切です。

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